ABOUT GCS
ABOUT GCS
コーヒーを共通言語として、コーヒー豆輸出国と輸入国の間の対話・文化外交・開発協力を促進する民間プラットフォームです。
世界をより良くしたいと思う人は、たくさんいます。 そのエネルギーは、さまざまな形で世界中に存在しています。
私たちグローバルコーヒーソサエティもその一つです。 ただし、アプローチが少しユニークかもしれません。
コーヒーの話題になると、人は急に語り始めます。
好きな産地、好みの焙煎度、忘れられない一杯の記憶。感じ方は人それぞれで、だからこそ話が尽きない。
コーヒーは世界を圧縮して持ち運んでくる飲み物です。
その一杯に凝縮された時間と空間の前で人は浮き立ち、自分の言葉で語り始める。
そこに、出会いが生まれます。
言語が違っても、文化が違っても、立場が違っても、コーヒーへのトキメキが互いに共鳴しはじめるのです。
グローバルコーヒーソサエティは、そんな通じ合う喜びの連鎖が世界を変えると信じて生まれた組織です。
原点に、一人の研究者の人生があります。哲学から始まり、芸術、社会学、地理学へ。韓国・中国・日本・イギリス・エチオピアと渡り歩きながら学び続けるうちに、コーヒーと出会った。そしてコーヒーに魅了された瞬間から、まさにその連鎖が始まりました。
トキメキは、好奇心を生みます。
好奇心は、理解を生みます。
理解は、リスペクトを生みます。
リスペクトは、真の友情へと育ちます。
そして、真の友人を、私たちは大切に扱いたくなるものです。
コーヒーという身近な共通言語で世界中の人々が対話する機会を増やしたい。
世界を、互いへの理解とリスペクトと友情に満ちた平和な場所へと変えていきたい。
それが、私たちの願いです。
いつかこんな言葉が、世界共通のことわざになる日を信じて。
設立趣旨
コーヒーは石油に次いで世界で2番目に多く取引されるグローバル商品です。世界中で消費されているにもかかわらず、多くの人々はコーヒー豆を生産する国々についてほとんど知りません。それだけでなく、生産国の多くが発展途上国といわれる国々であることから、ネガティブなイメージさえ抱きがちです。
今、スペシャルティコーヒーの広がりとともに、生産地への眼差しが変わりつつあります。経済的な力関係や一方的な援助の視点ではなく、世界中の愛好家にとって憧れとリスペクトの対象になっています。産地の人々の知識・文化・物語に学ぼうとする人々が、確実に増えています。
さらに、コーヒーは世界各国に渡り、それぞれの消費地において文化的に再解釈され、日常生活のなかに浸透しています。コーヒーを楽しむ人々は、コーヒーを共通言語に、コーヒー愛を共有しながら対話できるのです。
GCSが着目するのはこの点です。
経済的な力関係ではなく、コーヒーを楽しむ互いへの文化と知識への敬意が、人と人をつなぐ新しい回路を生む——この変化を組織として加速させることが、GCS設立の根本的な動機です。
GCSの活動の中心にある概念のひとつが「コーヒーツーリズム」です。
コーヒー生産国の多くはグローバルサウスに位置しています。開発援助報告書の多くは、これらの国々の貧困に関連したネガティブな面に焦点を当てていますが、コーヒーを含む文化・資源に関するポジティブな側面への注目は不十分です。
コーヒーツーリズムとは、コーヒーと観光の単純な組み合わせではありません。コーヒー豆輸出国の人々が自らのコーヒー文化・歴史・景観を資源として、輸入国からの訪問者と対等に出会う場を設計すること——それがコーヒーツーリズムの本質です。
訪問者は「消費者」としてではなく「学ぶ者」として産地に向かいます。産地の人々は「援助される側」としてではなく「文化と知識の発信者」として訪問者を迎えます。その出会いの中で、権力の非対称性は静かに、しかし確実に変容していきます。
このアプローチは、GCS創設者Dr. Ohsoon YUNが20年以上かけて構築してきたものです。博士論文の結論でDr.YUNは提言しました——コーヒー産業や観光産業を超えたコーヒーツーリズム政策を提案したい、と。GCSは、その提言の実体化です。
コーヒーツーリズムを実現するためには、一つのセクターの力だけでは足りません。生産者・企業・研究者・外交官・NGO・旅行会社・メディア——異なる立場のステークホルダーが、コーヒーという共通言語のもとに対話・協働することで、はじめて「文化と知識の対話」の場が成立します。GCSの三つの事業は、この協働を生み出すために設計されています。
A World United by Coffee
コーヒーで結ばれた世界
コーヒーを媒介として、輸出国と輸入国、研究者と実践者、政策立案者と愛好家が対等に出会い、知識を生産し、社会を変える行動につなげる。
世界にはまだ「コーヒー学(Coffee Studies)」という統合された学問領域が存在しません。
農学・経済学・地理学・人類学・歴史学・観光学・政治学 等——コーヒーはこれらが交差する学際的な研究対象でありながら、その知は各分野に分散したまま体系化されていません。
GCSは、コーヒー地理学を核としながら、これらの学問を横断する知識生産の拠点として「Coffee Studies Lab」を運営します。
長期的には、世界の大学にCoffee Studiesという学術領域が誕生することを目指しています。
正式名称 グローバルコーヒーソサエティ
英文名称 Global Coffee Society
設立 2026年7月31日(予定)
主たる事務所 東京都(登記後に公開)
代表理事 (登記後に公開)
理事 ユン・オスン(Dr. Ohsoon YUN)
事業年度 1月1日〜12月31日
ウェブサイト globalcoffeesociety.org