COFFEE DIPLOMACY PROGRAM
COFFEE DIPLOMACY PROGRAM
一杯のコーヒーを囲んで、普段は交わらないセクターが対話する場を設計する。
コーヒーをめぐるすべてのステークホルダー——農家・企業・研究者・外交官・NGO・旅行会社・メディア・愛好家——それぞれが、コーヒーという共通言語を通じて対話し、協働し、世界を変えていく。
GCSは、コーヒーを媒介に非国家アクターが自然発生的につながる「場」を設計します。これが、私たちの考える「コーヒー外交」です。
コーヒーツーリズムを実現するためには、一つのセクターの力だけでは足りません。
産地国の農家が自らの文化・歴史・景観を資源として、消費国の訪問者と対等に出会う場を設計するためには、政府・研究者・企業・NGO・メディア・地域コミュニティが、それぞれの立場を超えて語り合う必要があります。
しかし現実には、これらのセクターは互いに分断されています。政府は政策を作るが現場に届かない。研究者は知識を持つが実業に接続されない。企業は豆を買うが産地の文化には関心が薄い。NGOは支援するが持続的な経済モデルを作れない。
GCSのコーヒー外交プログラムは、非国家アクターを「コーヒー」という共通言語で橋渡しします。
研究者・企業・NGO・旅行会社・農家・愛好家——立場も国籍も専門も異なる人々が、一杯のコーヒーをめぐって対話する場を設計・運営すること。その対話の積み重ねが、コーヒーツーリズムの土台を作り、やがてGCSが目指す世界——コーヒーが共通言語になった対等な南北対話——を体現していきます。
GCSのコーヒー外交の場には、以下のようなセクターが集います。
輸出国側: コーヒー産地国の政府・観光政策担当者、農家・生産者組合、地域コミュニティのリーダー、NGO・開発機関
輸入国側: コーヒー企業・バイヤー・ロースター、研究者・学術機関、旅行会社・ツアーオペレーター、メディア・ジャーナリスト、コーヒー愛好家・消費者
対話を支える存在: 外交官・大使館関係者、国際機関・ODA担当者、財団・フィランソロピスト
コーヒー外交プログラムでは、以下のような場を設計・運営します。
マルチセクター対話イベントの設計・運営(産地国大使館・企業・研究者・NGOが一堂に会する場)
コーヒーツーリズムの実現に向けた官民連携プロセスの設計
産地訪問プログラムと連動した対話セッションの実施
コーヒーを切り口にした南北対話シンポジウムの開催
2011年、Dr.YUNはエチオピア・カッファ地方政府のアドバイザーとして農村に滞在し、コーヒーツーリズムの実践的な設計を試みました。政府担当者・地域住民とともにフィールドを歩き潜在的な観光資源を発掘し、知識移転のワークショップを開催し、国際NGOと地方政府をつなぐ会合を設計しました。
そのとき最も印象的だったのは、同じコーヒーセクターで活動していた日本の開発援助機関とドイツのNGOが、互いの存在を知りながら一度も会ったことがなかったという事実でした。Dr.YUNが間に入って初めて両者が出会い、さらにカッファ地方政府職員にもつなぎ、その後の協力関係が生まれました。
分断されたステークホルダーをつなぐことでシナジーを生み出す——この経験がGCS コーヒー外交プログラムの設計思想の原点です。
産地国・消費国を問わず、コーヒーをめぐる対話に関心のある方はどなたでも歓迎します。政府・企業・研究機関・NGO・メディア・旅行会社——立場は問いません。